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●2005年12月 ロス海エンペラーペンギン : 南極
2005年12月 【地図】  【旅行日程】  【装備品】
 とうとう南極!を決心、いろいろ探しましたがやっぱりエンペラーペンギンが見れるとうことでロス海ツアーに決定。あちこちのサイトで情報集めて準備は一ヶ月ぐらい。寒さ対策の下着とか、現地動物の匂いがすごいとかで東急ハンズで防臭マスクなど(装備品リスト参照してください。予想外の現地条件で役に立たなかったものもあり)...でも旅行鞄には着替えがほとんどでカメラ/パソコン関係は全てカメラ用リュックバックに詰め込んだ。これまでは長くて2週間旅行で一ヶ月は初めて!。できるだけ船内で洗濯でまかなうにしても厚着のせいで鞄はぱんぱん。それ以上にかかった費用が半端でないだけに天候がやたら気になる。気にしてもどうしようもないが...。
   現金は、一応、数百ドル用意したがキャッシュカードがあれば大丈夫とのこと。オーストラリア/ニュージーランドも行き帰りの空港での小遣いとして$50程度用意(プラスチック製とはちょっと驚いた。折れるともとに戻らないので要注意)。

第1部
亜南極諸島 - 南極海 - ロス海
第2部
ロス海クルース前半
第3部
ロス海クルーズ後半
第4部
南極海 - 亜南極諸島 - タスマニア

■ 第1部 亜南極諸島〜南極海〜ロス海

12月3日-4日、名古屋~成田~シドニ~クライストチャーチ
 昼過ぎにゆっくり出発。荷物はいつもの旅行より多め(宅配にしておけばよかったかも)。成田行きが遅れて集合時間に遅れる!。なんとか間に合って夜7時出発。高校生修学旅行と蜂合いで待合室は騒々しかったが機内は意外と静かだった。

 シドニーまでは順調。シドニー空港内ではアボリジニーアートショップを下見して時間をつぶした。アボリジニー関係もいずれはと思っていたのでちょっと下調べ、デジュリドーは250$ぐらいから、帰りに買っていこうかななんて思った。

 クライストチャーチ行は搭乗者待ちで30分遅れて出発。クライストチャーチ空港でとうとう初めての荷物行方不明トラブル、10数名ぐらいが同じ状況なのでコンテナ丸ごと置いてきたか最悪どっか行ってしまったか?。しばらくしてシドニーにありそうとのことが判明し、かつ、本日まだ最終便があるとのことで明日出発までに届くことを祈ってホテルに向かった。こちらではたまにあるとか。しかし、手続きに時間がかかった。一日余裕があってよかったがまだ確実にくるとは限らないので、明日の午前中の市内観光時に最低限の防寒用の服ぐらいは買うことも覚悟した。幸い?カメラ/パソコン関係は今回全て手持ちで金目の物は一安心。ガイドさんから、過去に南米からいくツアーの時に荷物がなくなってしまい船内で防寒用の服のフリーマーケットなど考えたとか。結局その時は他の船からそちらの船の荷物があるとの連絡があり、しかも、途中による島が同じだったこともあり、当初のコース予定をちょっと変更してその島により、島の砂浜には鞄が積み上げられていてことなきを得たとか。短い旅行ならいいが、こういう旅行でトラブルと後が悲惨だ。この日夜は不安であまり眠れなかった。

12月5日、クライストチャーチ〜リトルトン
 朝、ドアの下に手紙が!(昨日の夜空港に来たはずだが...)。荷物がホテルに来たとのこと。これで心置きなく市内観光ができる!。朝はホテル前をぶらぶら散歩。小川などには町中にもかかわらずカモ類も多く近づいてもさほど逃げない。なんとも羨ましいことだ。

 まずは最初に南極センターで南極体験など。ここで南極関係の本など購入。あとは市内観光で大聖堂、カンタベリー博物館、バラ園、市を見渡せる丘など。コンビニで飲料水も買っておく(コンビ二で炭酸入り-sparking water $3.25しかなかった!?、あまり飲みやすいものではない)。


ホテル前散策
南極センターで
実際の寒さと風を体験!
なんと市電で
結婚式をしていた!
博物館


12月5日、クルーズ出発
 リトルトンには予定の4時少し前に到着。ゲートガードマンはまだ時間前とのことでしばし門の前で待つ。16:00時乗船開始。荷物はクレーンで船内に運ばれる。ルームNo.624。同室の方はイタリアのDARIO NURRAさん、運良く立派なジェントルマン。後で話しているうちに分かったがなんと彼もシーカヤックマン!、お互いどこでこいでいる?(自宅が海の前らしい、毎日漕いでいるとか)など話が盛り上がってしまった。

 私が初めて海外の方との同室ということでいろいろ教えていただいた。まずは、ベット/洋服入れ/棚/洗面台の小物などの分担/場所決め。

 その後1時間ぐらいで荷分け。部屋は2人だが同じサイズで3人部屋もあるがこれで3人はちょっと辛いと思う。窓下のベットは通常ソファーで夜ベットに変身、横揺れになるのでベットサイドには落下防止の手すりがつく。ついでにどちらのベットにも落下防止のベルトが付いていた。3人部屋では2段ベットだが...どうもても狭い!。バスルームはシャワーのみで中はちゃんと手すりが付いている。シャワーの下は水漏れ防止で少し低くなっているが揺れが大きい時はあまり役に立たない、それでもバスルームから水が漏れることは無かった。机は1つで共有。コンセントも2つだが机の上の棚にありちょっと使いづらい。なぜかその棚の上にドライヤーが置いてあった。

 後はさっそく船内調査?、なんせクルージングも初めて。プールとかサウナなんかもチェック。サウナは曜日と時間で男性/女性/混浴になっている。


なんか頭でっかちいかにも揺れそう!

部屋の中奥と右側がベット

バスルーム、揺れた時の水漏れが心配

ジム、数が少なく早い者勝ち

舟底にあるサウナなどの着替え室

サウナ入り口とシャワー

サウナ内

プールは途中で暖めた海水を入れる

 18:00 出航。湾から出るともうイルカを発見しちょっと期待が高まる。

 19:00 大事な避難訓練だが、これが失敗。私はDARIOさんが慣れてると思って付いていくだけのつもりだったが、お互いが避難ボート番号を確認していると思っておりボート乗り場でうろうろしてしまった。

 20:00 食事、滑り止め(テーブルクロスが濡れている等)など工夫もあちこちに!。毎回いろんな国の料理だが私にはボリュームがちょっとありすぎ。日本食もガイドさんが手配して用意、といってもお米と漬け物類だがこれがうれしい。海外の方もたまに食べにきていた。特に台湾ツアー客は毎度取りにきた。最初は炊き方がぱさぱさだったが、だんだんよくなってきた。なにより朝などお粥にしてくれたりでガイドさんがいろいろコックに頼んでいてくれたらしい。
いよいよ出発

 コックは料理スタッフとともにオーストリアからだ。もちろん船のスタッフはロシアの人で、私の部屋の担当はオルガさん、ウラジオストック出身!。船医はドイツの方で奥さんが看護婦、なんとアルバイトでロシアマッサージをやっているとか、元々は船員用にやっていたらしいが機会があれば試してみたい。




12月6日、タスマン海クルーズ
 午前中、ハラジロカマイルカの小さな群れがいるとの船のアナウンスで慌ててカメラ抱えて飛び出す。さっそく海鳥など狙う。
 その後は船内ショップで買い物、ちょっと狭い、あまり品揃えはない!。Tシャツと南極動物の本2冊(1つはダリオさんお勧めの本と今回エンペラーペンギンの専門家フランク博士の本)、$75.5、。これからいろいろ現地での活動の説明会が始まる。まずは100名近い人をグループ分け、私はNo.6、上陸時などは日によってスタート番号が変わるらしい。

船上より

上陸用ゾディアック
 

船内ショップ

避難訓練で確認する緊急ボート
密閉式だ!

下船時は右の自分の部屋番号の札をひっくり返して赤札にする
帰船時は元の白に戻す

操舵

ブリッジ全景
普段は自由に出入りできるが、左側のみ。
右側は船のスタッフのみ、操船の邪魔しないように!

 今日の夕食は船長主催のウエルカムパーティがラウンジで開催。持ってきたジャケットは使わず結局普段のTシャツ姿で出席。他の客もクルージング慣れ下人は正装だがカジュアルな人もいる。船長のスピーチ、スタッフ紹介、ニュージーランド政府の監視人、乾杯...


船長スピーチ


クルー紹介




講義ホール

 食事後、今後は講義ホールでエキスペディッションスタッフの紹介。続いて明日の予定の説明会。いきなり天候が悪く明日のスネアーズ島上陸は断念し次のエンダービ島上陸に変更となった。一日ロス海での時間を貯金だ!。スネアーズペンギンが見れないのはちょっと残念だ。

 夜になると揺れは結構でてきた。船に平行に寝ているので左右に揺れてこの日はあまり寝付けなかった。ドーバー海峡はどうなるんだろうとちょっと不安!。


12月7日、エンダービー島
 曇りの朝、しかし、暗くはない。いつもの?ようにデッキで海鳥を撮る。

 8:30頃エンダービー島確認。エンダービー島はオークランド諸島の北端に位置する小さな島だ。本島?には上陸できないらしい。少し霞んでいて小雨もたまに。ブリーフィングは9:00にあり、なんと9:30出発!、凄いスケジューリングだ。これくらいでないとこなせないとか。ちょっと心構えを替えないと、...のんびりクルージングでなはい!。慌てて部屋の戻り準備する。おかげてランチを取りそこねるは(船看護婦がゆずってくれた)、緊急浮輪をつけ忘れるはでばたばた。

 トレッキングは2コースで、島を一周する健脚?組と目の前の砂浜上陸&近くの海岸ボートクルーズ!。もちろん一周コースを選ぶ。


船上より

 ボートで島の砂浜に上陸したが大きなニュージーランドアシカがはべっているので結構緊張する。上陸後再度説明会の後出発。まずは砂浜を越えて目の前の林、常緑樹ラータの森、の中を抜ける。抜けるともう低い木のみ。道は板で作られていて足場はいい。丘の上をどんどんゆくと早速キンメペンギンやらロイヤルアホウドリが巣ごもり(gallry 2)している。遠くにはロイヤルアホウドリのペアも見える。
いよいよ
ゾディアック
に乗り込み
上陸開始!

少し登ったところから遠くに船が見える
道の左右には低い花が何種類か咲いていた

 更に進むと島の反対側の崖に到着。ここでしばし休息。崖はくづれやすいのであまり淵に近づかないように!。アホウドリだけでなくこの辺りまで来ると小鳥もちらほら見かけるようになる。まだ小雨、かつ、ここからは道が板張りでなくぬかるみや小川越えとなるなど、決して足場はよくない。運動靴を選んだのは失敗だった!。長靴がベストだ。一度泥で濡れるともう乾くような天気ではないので後は気にすることもなく泥の中を進んだ。

 崖沿いに進むと下の海岸にオットセイや上陸してきたキガシラペンギン(キンメペンギン)などが見える。これが最後とばかりにシャッターを切った。

数時間で島の反対側に出る

数時間で島の反対側
 回りが草原になってくると、そこかしこにニュージーランドアシカが現れちょっと緊張する。トレッキング用のストックがあるとニュージーランドアシカを牽制できるので必需品だ。とにかく、ニュージーランドアシカを避けながら、あるいは、オニュージーランドアシカが越えられそうにないクリークをはさんで歩いたりするが、中には元気なのもいてクリークを越えて近づいてくるのもいるので急いで離れたほうがいい。
 
サポートのスタッフがアシカを牽制
 エキスペディションのサポートを受けながら海岸沿いを進む。途中、妖精のようなスクアの雛、小鳥類など道のあちこちで出くわす。ガイドさんから鳥などの日本名の本を借りて控えていたはずなんですが無くしてしまい調査中。だんだん雨はあがって少しずつ晴れて来ている。気がつくと靴も乾いてきた。


   
バードウオッチング 妖精のような雛も

 トレッキングも後半。昼食の後はもうみんなバラバラ。やはりお年寄りはどうしても遅れる。でも道に迷うような心配は無い。再び、常緑樹ラータの森を右に見ながら進む。小さな池もあり飛べないカモがいたりするのでゆっくり歩こう。 これまで一羽ずつだったキガシラペンギンも数羽まとめて見かけるようになる。ニュージランド政府の監視員の人も今年は数が少ないと心配していたが...。

ラータの森の小さないけ

やっとペンギン数羽


アシカのハーレム
小さいがニュージーランドアシカのハーレムも。浜辺ばかりでなく島側も注意しながら進むとアホウドリの巣があり雛が親待ちしている。
 だんだんニュージーランドアシカの数も多くなりサポートの人もツアー客の安全確保で一生懸命だがサポートの人数が少ない。何人かはオットセイに追っかけられているので回りのツアー客もストックを振りかざしたりしてなんとか牽制する。見ているとちょっと愉快だ!(不謹慎!)。しかし、まさか自分が追っかけられるとは思わなかった。これが結構早くて駆け足ぐらいで追っかけてくる。更になかなか諦めない。くれぐれも眼をつけられないように!。 船が見えてくる頃には晴天で暑いくらいになるがあいかわらず。草原も深くどこにニュージーランドアシカがいるか分からない状態!。

 やっと上陸地点に17:00頃到着。しばし浜辺の小屋の前でゾディアック順番待ち。オットセイの騒ぎやキガシラペンギンの上陸シーンなど結構暇つぶしもできた。やっと帰りの順番。ゾデアック乗船は緊張が走る、というのもニュージーランドアシカの群れの中を通って海に向かう、用心していく、が中には海の中まで追っ掛けてくるのもいる。

 船に戻るとまずはデッキに用意の消毒液で靴を洗いタワシで泥を落とす。上陸のたびにこれを繰り返す。生態系を壊さないためだが最初はめんどうでも慣れれば問題ない。18:30から今日の終了レクチャー。毎日必ずその日のおさらいや知識の補足などしてくれるのでありがたい。

上陸した砂浜


12月8日-11日、南極海クルーズ
 12/8、キャンベル島付近は風が45ノットと強く、かつ、視界が悪いため、上陸は無理との判断で朝早くにキャンベル島上陸は中止となり、まっすぐロス海に舵を取った。これで南極での貯金はスネアーズ島と合わせて2日になった。しかし、これで2カ所キャンセルでは先が心配。
 今日は雨、風はさほど強く無さそう。これから数日は移動のみ。明日、南極収束線通過予定とのこと。9:30から南極レクチャーが開始、しばらくレクチャー三昧だ。
          レクチャー例
           ・why are there sub-antactic islands
           ・キャンベル島ネズミ退治作戦紹介
           ・Drawing workshop in the lounge
           ・Mysteries of the ocean wandereres video
           ・Penguinology 101 lecturen by frank todd

 今日は外は明るいがかなりの霧で数百メートル先が見えない。ひたすら昨日の写真の整理。霧のためにブロッケン現象が出ていて自分の影を撮った。もうこの頃は船の揺れになれたが、まだまだ序の口とか...、荒れる海峡が待ち遠しい?。
 12/9、すでにドーバー海峡の中(のはず)だが恐ろしいくらい穏やか。霧は相変わらず濃い。朝食の後、パンをドーバーの荒波で部屋から出れない時の非常食用としてもって帰る人がいたがたぶん非常食の出番はないだろう。今日はヘリコプター安全乗務レクチャーなど。

 8:55現在、もう時期60°になると流氷が見えてくるとか、明日の朝らしい。船はあいかわらず霧の中を進む。ブリッジの気圧配置図だと南極大陸の中心に高気圧がありちょっと期待大。

ロシア製ヘリ

天気図も張ってくれる

 昼近くでも波は穏やかで霧は濃い。しかし日が差していてたまに明るくなる。流氷は今日の夜からでそうとのこと。なんかドーバー海峡は拍子抜けだった。氷が出てくるともう荒海はとりあえず通過したことになる。水温も急に下がり始めた。今日午後、南緯60°通過。

 昨年はアデア岬辺りが氷が厚くかなり迂回したため時間がかかったとか。早々と2日の貯金をしたのもその経験かららしい。氷が厚いと速度も2knotsぐらいでまた時間がかかる。砕氷船なので最大速度は15knotsぐらい。氷が多くなれば速度は落ちる。通常のクルーズ船は30knotsだとか。途中の亜南極諸島よりやはりロス海でたっぷり時間がほしい!。

 14:00頃、南極収束線通過。今日はクレジットカードを登録して貴重品を船のホテルマネージャーに預けた。外は相変わらず霧でたまに少し見通しがよくなる程度。最初の氷山の発見者にシャンペンの賞品がでたが夜通し起きている元気な人ははたしているのか?。

 2:30起床し外を確認、曇りで風が強い、もう薄い氷棚が回りに見えていた。外気温も6°で昨日とは打って変わって寒い。夜は数名の客が起きていたらしい。流氷にアデリーペギンやカニクイアザラシなどが見えてくる。エンペラーペンギンを見た人もいた。もしかしたら、ロス海が荒れて全く見れないかも...見れるなら見ておきたい。

 12/10、氷上にペンギンなど見え始めているのでブリッジで粘る。ブリッジは左舷が客に解放されいる。右舷は立ち入り禁止、というのも操舵に支障が出るからだ。
 今日もいくつかレクチャーがあった。レクチャーではたまに変わった質問がでる、”南半球ではトイレの水の回転方向は逆か?”、コリオリの力は当然水洗トイレにもあり?。レクチャーの資料をパスワード付きHPにアップしてくれている講師もいて後で確認もできる(アドレスとパスワードを教えてもらったが帰国後確認したらパスワードが違っているらしくアクセスできなかった。残念!)。
船の現在地を示す
モニター
左下が南極大陸!
真ん中少し右上が
船の現在地

 船は何度も氷の帯を渡る。デッキにいれば、誰かがアザラシ、ペンギンなど見つけるので飽くことは無い、 1時間に一回は必ず発見。まだ全面氷ではない。氷厚は30cm-1mぐらいとか。夕刻、とうとう、後退前進で氷を割って進むようになる(movie参照)。張り出してある衛星写真ではアデア岬に厚い氷があり、ロス海は逆に氷がない海、”ポリ二ア”になっている。ちょっと期待が膨らむ。

ポリニア:北極や南極の氷に覆われた海の中にできた氷の無い部分のこと。
     地形や海流の関係などで少し暖かい海水が集まってきてそこに氷が出来ない海域のこと。

 氷が厚いらしくすこし迂回するコースを取るようだ。砕氷船だが氷をいかに避けて行くかがやはり一番の近道だ。船長の腕のみせどころ、オホーツク海での経験と過去の南極ツアーでの経験がここでものをいうことになる。風はあいかわらず強く、雪は降ったり止んだり。先月11月のツアーではロス海での上陸は2回しかなかったとか、亜南極の島には割と上陸できたようだがかなりお客から不満が出ていたらしい。11月と12月はエンペラーペンギンのルッカリー訪問がメインだけに上陸(上氷?)できないと全く目的が達成できない。12月は氷も大分解けているはず。逆に言うと、エンペラーペンギンはルッカリーを氷上でしか作らないので最悪雛も含めて海上でぱらぱらしか見れない可能性もあり。なので大丈夫と思うが...。

 氷の厚さは1〜2mになり進んでは後退を繰り返す(movie参照)。氷の一部がベージュ色のところも出てくる。これは光合成でできた藻類が繁殖したものだとか。風は追い風だが氷の抵抗が圧倒的だ!。夕食時、ほとんど昼間の曇りの明るさ。今のところアデア岬にまっしぐらのコース。夜、氷割りで前進後退もなくなった。

南極らしくなってきた


総舵手もかじり付き

 12/11、コースについて・・・ホバート発/リトルトン発を月ごとで交互にやっているとのこと。これは亜南極諸島をできるだけ回るため。1月以降はもう少しロス海奥まで行けるらしい。が、当然、エンペラーペンギンのルッカリーは既にないのでツアーの目的も違う。だからエンペラーペンギン博士のフランク氏(ケンタッキーフライドチキンの看板おじさんにそっくり!)は11月/12月以外は同行しない。

 現地までは暇があればジム/サウナ通いするひとも多い。朝が混むらしい。船は昨日より前進後退の繰り返しはなくなったが氷を砕く音が耐えない。エンジンも5機フル稼働で急いでくれている。今日も横殴りの風雪だが視界はいい。ベッドは昨夜から落下止めがなくなっていた。氷が張っていれば当然うねりも少なくなる訳だ。

 朝、アデア岬まで200海里、船の速度は約10knots、到着まで20時間ぐらいか?。デッキの船の現在地を示すモニターがやたら気になる。今日もよくペンギンやアザラシが見える。この日、ヒョウアザラシの親子を発見!。風雪がだんだん強くなり視界も悪くなる。いよいよ明日の朝はアデア岬。夜、22:00頃、南極圏に入ってから初めての太陽を浴びた。明日、2時頃アデア岬に到着予定だがはたして天候はいかに!?。いよいよか!。

デッキが楽しくなる!

そろそろ砕氷船の威力発揮

第1部 ログ
2005/mm/dd 12:00
12/5
12/6
12/7
12/8
12/9
12/10
12/11
Latitude
43.36.3 S
43.30.3 S
50.30.5 S
54.01.9 S
59.45.7 S
65.27.0 S
68.40.4 S
Longinute
172.43.0 E
170.16.3 E
166.16.6 E
169.33.1 E
170.49.4 E
172.30.3 E
173.40.1 E
course
-
234
-
173
173
172
186
speed
0 knots
13 knots
- knots
15 knots
15 knots
12 knots
10 knots
air temp
20
12
13
10
10
-1
0
seawater temp
-
12
10
9
5
0
0
wind speed
-
20 knots
10 knots
10 knots
7 knots
25 knots
25 knots
wind direction
-
NE
NW
NW
NE
NE
SE
weather condition
-
overcast
Fog
Fog
Fog
overcost
snow
visibly
-
10
5
3
3
6
5
ice cover
-
-
-
-
9/10
9/10


第1部
亜南極諸島 - 南極海 - ロス海
第2部
ロス海クルース前半
第3部
ロス海クルーズ後半
第4部
南極海 - 亜南極諸島 - タスマニア